ライフプランコンサルティングについて

私は社会保険労務士としてクライアントからの依頼に応じています。社会保険労務士の業務はとても会社顧問から個人様に対する年金請求などがあります。個人様の年金請求のご相談を受けるにあたり、今後のライフプランについてコンサルすることが多々あります。日本の年金制度はとても複雑で一般の人にはなかなか理解できないことが多いです。専門用語は多いし、実際に年金を受給するのはかなり先のこととなるのでしっかり勉強しようという気持ちになれないのが理由だと思います。

実際のコンサルティングの中で翔頼受け取ることが出来る年金額を計算してご提示差し上げると、たいがい人が「え!?こんなに少ないの!?これじゃ老後生活できないよ!!」といった発言をされます。そういった方々の不安を受け止め、寄り添いながら今後のライフプランを立てていくことをご提案しています。まずは年金の制度についてご理解いただき、年金保険料の支払いの必要性を話します。そして、今後必要となるお金の話をして一緒に考えます。現在の支出を分かるだけ書いてもらい可視化します。

本当に必要な支出ばかりでしょうか?無駄な支出があるのではないか?など確認します。実際、何となく毎月支払っているものでも一旦立ち止まって第三者(私)と確認してみると「これって要らないよね、減らしてもいいよね」といったものがけっこうあるものです。そして、中長期的な計画も仮に作成してみます。何歳になったら子どもを作って、子どもは何人で、家を購入して、車は~維持費が~、といった感じで具体的に考えていきます。このように頭の中でぼんやり考えていることも紙に書きだして可視化してみると理解しやすいです。すると、老後の年金は最低いくら必要か、などが分かってきます。

後々のことが分かればそこから逆算して今の収入や支出を本気で考えることができるのです。現在の日本では将来に不安を持っている方がとても多いです。少し前に大臣が「老後の生活には2000万円が必要だ」との発言から老後の資金問題にスポットが当たってからは顕著にみなさん気にしているようです。ライフプランコンサルティングは時代に沿った旬な分野だと思っています。